無機質と有機質のボディーコーティングの違い
2022/01/08
車のコーティングには無機質と有機質の2種類のコーティングが存在します。
車を綺麗にするうえで車のコーティングは誰しもが検討されるかと思いますが、無機質と有機質の違いをご存知でしょうか?
この違いを知らないままコーティングを施工してしまうと思ったような効果が得られなかったり、施工しても寿命が短かったりと満足いく結果にはなりかねません。
今回の記事ではコーティングプロショップのnexusが無機質のコーティングと有機質コーティングの違いを解説していきます。
コーティング選びの参考にして下さい。
無機質のガラスコーティングとは有機系溶剤を含まないコーティングの事です。
有機溶剤を含まないため、紫外線や耐熱性、硬度に優れ、寿命も約3~5倍ほどとなります。
無機質のコーティングはポリシラザンなどの主成分のコーティングのことで一度塗布したら、コーティング被膜が熱や紫外線で剥がれることはありません。
コーティング専門店などで多く取り扱っているのが無機質のコーティングです。
では、メリットについてお伝えしていきます。
無機質のガラスコーティングとは
無機質コーティングのデメリット
無機質コーティングのデメリットは1つです。 そのデメリットとは、施工費用が高額になるという点です。 有機質のコーティングは2~5万ほどで施工可能ですが、無機質のコーティングさ最低でも5~10万円程の施工費用が要するため価格が高額なのがデメリットの一つです。
有機系コーティングとは主に、油脂コーティングや樹脂コーティングなどの有機溶剤から作られたコーティングの事です。
この有機系コーティングは無機系コーティングに比べ、塗装を保護する効果が衰えます。その点を詳しく見ていきましょう。
有機系コーティングとは
有機系コーティングのメリット
有機系コーティングのメリットは施工費用が安価で施工時間も3時間ほどで仕上がるので気軽にコーティングを施工できる点です。 施工費用は2~5万ほどで施工できるため安価にコーティングをするなら有機系コーティングが良いでしょう。
有機系コーティングのデメリット1
❶埃や排気ガスなどの有機系汚れが付着しやすい
有機系コーティングは有機質である埃や排気ガスなどの油汚れが付着しやすくなります。そのような汚れが1度付着すると固着しやすいため無機質のコーティングに比べ水洗いでの汚れ落ちは悪くなります。汚れやすいのがデメリットと言えるでしょう。
有機系コーティングのデメリット2
有機系のコーティングは熱に弱くコーティング被膜が溶けやすくなります。また、紫外線による腐食が激しくコーティングの寿命は約1年~2年ほどなのです。
有機系コーティングのデメリット3
❸酸性雨で傷みやすい
青空駐車で保管している車両は熱でコーティング被膜にダメージが加わり酸性雨で流れ落ちてしまうため、持続性は半年~1年で傷んでしまいます。
有機系コーティングのデメリット4
❹持続性が短い
以上のような観点から無機質のコーティングは3年~5年もつのに対し、有機系は半年~2年で劣化してしまいます。 以上が無機質と有機質コーティングのメリット・デメリットでした。
無機質のコーティングに関する疑問(Q&A)
Qディーラーコーティングは無機質ですか?
カーディーラーのコーティングはほとんどが有機系コーティングとなります。理由は外注業者やディーラーの整備士や営業マンが簡単に施工できる商材を使用するため有機コーティングトなります。無機系のコーティングは非常に施工が難しくムラになったりするリスクが高いためディーラーでの取り扱いは非常に少なくなります。
Q5年耐久のコーティングって本当に5年持つの?
5年耐久のコーティングは屋内駐車であれば確実に持ちます。しかし、青空駐車の場合は紫外線や酸性雨、花粉や黄砂などの汚れが付着してしまいコーティング被膜にダメージを与えてしまいます。コーティング施工後に汚れたまま長期間放置すると塗装面にダメージを加えてしまうため出来るだけ早めに洗車をするようにしましょう。適度なお手入れがコーティング被膜の寿命を延ばす秘訣となります。
Q無機質のコーティングを重ね塗りすると効果は向上しますか?
はい。コーティングは重ね塗りするほど効果が向上します。コーティング被膜を重ね塗りすることで多重層の被膜が形成され、コーティングの光沢や硬度、撥水性が向上するので重ね塗りするようにしましょう!