車についた花粉、黄砂は雨が降る前に落とす
花粉がボディにつくと…
毎年2月~5月頃にスギやヒノキから飛散する花粉は車のボディを汚します。そして、花粉がボディに付着した後に夜露や雨で濡れて水分を含むと、ペクチンという物質を排出します。花粉はさわると少しネットリしています。乾燥すると、ペクチンがコーティング面や塗装面に侵食し、ボディの腐食や歪みの原因となることもあるのです。
黄砂がボディにつくと…
次に黄砂ですが、同じく春先に大陸の砂漠域から強風により舞い上がった土壌の粒子が偏西風にのって日本に飛来し大気中に浮遊あるいは降下するもので、西日本や日本海側で多く観測されます。黄砂は花粉と同じく黄色い色をしていますが、花粉より小さくさわるとザラッとしています。それは黄砂の中にシリカなど、硬い鉱物が含まれているからです。雨が降ると黄砂は固まり、放っておくとボディにシミを作ってしまいます。
花粉がついた状態です
花粉と黄砂が混じって雨が降った後の状態です
ボディーを傷つけず花粉と黄砂を落とす方法
絶対にやってはいけないのがタオルで拭くことです。花粉や黄砂がボディを直接傷つけてしまうため、細かな擦り傷がボディに残ってしまうことになります。 ボディに傷をつけずに花粉や黄砂を落とすには、高圧洗浄での洗車(水洗い)がベストです。高圧洗浄によりしつこくこびりついた花粉や黄砂が綺麗に洗い流されるので、シャンプー洗車する前に必ずボディ全体を高圧洗浄で水洗いしてください。また、 花粉は熱に弱いため、熱いお湯をかけてシミを除去するという方法もあります。ただし、長期間放置して塗装面を傷めてしまった場合には、研磨が必要になります。
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